おすすめ本

【書籍】薬効別 服薬指導マニュアル 読んでみた感想

saaori
今回は若手薬剤師の方におすすめの1冊を紹介します。私も新人の頃に購入し、今でもお世話になっている1冊です。

まずはざっくりと内容紹介

●第一線の薬剤師が現場目線でまとめた服薬説明書の決定版。待望の第9版!

●全70薬効について服薬説明に必要な最新情報、治療ガイドラインや日常生活のポイントを網羅

同種同効薬の違いを把握できる比較一覧表を充実、薬剤切替え時にも便利な各薬剤の剤形・規格単位を可能な限り追加

主な副作用ごとに,薬剤師に欠かせないスキルとなる「フィジカルアセスメントのチェックポイント」を掲載

●付録に「主なフィジカルアセスメントのポイント」、「主な検査値の読み方」などを収録

 

上記のようにかなり内容は充実しています。

全体的に網羅されているなーという印象のため新人薬剤師にまず何冊かおすすめの本と聞かれたら多くの場面で上がってくる1冊ではないでしょうか?

読んでみようと思たきっかけ

新人薬剤師の頃、先輩が持っていてお勧めされたから!

多くの薬局薬剤師から支持され続けている、服薬指導マニュアルの最新版です!!!

という謳い文句だけあって新人だったころ周りの若手の先輩で持っている薬剤師の方が多い印象でした。当時は貯金もほとんどなかったので、初任給が出た後に購入したのでよく覚えています。先輩にもおすすめだよ、と教えてもらいました。

また数年に一度改訂版が出ていて最新情報が更新されているのも良い点。

調剤薬局で働いていても、すべてのお薬のことを網羅できるわけではありません。

日々新しい薬は出ますし、稀にしか処方が出ない薬にいきなり調剤、投薬が当たることもあります。面で受けている薬局は特に、そうでなくても時には調剤経験のないお薬の服薬指導をしなくてはならないケースもあるので、本書のように服薬指導について調べるためのツールを用意しておくことが重要です。

どんな人向け?

・若手薬剤師

70の薬効毎にそれぞれ基本的なことが書かれているので比較的新人薬剤師向けの書籍かと思います。私もお世話になったので新人の頃が多かったですね。しかし産休明けで久々に薬局に戻るときには重宝したので長く使える1冊でもあります。

感想

まず70の薬効事に分かれているので、現場でぱっと見たいときに調べやすかったです。

またそれぞれについて服薬の説明に必要なポイントが網羅されているため、初めての薬でも安心。主な副作用ごとの確認すべき症状と対策、重大な副作用、妊婦・授乳婦への危険度など、現場で聞かれやすい質問にも対応しています。新人の頃、患者さんからの質問は分からないことだらけで焦ることも多いと思いますが、この本で少しずつ予習したり、聞かれたときにすぐに調べる癖をつけておくことは後々大きな財産になるはずです。

さらに患者さん向けのかみ砕いた説明もわかりやすくまとめられているので、その点も新人薬剤師におすすめできる一冊です。

ただ欠点は70の薬効を網羅しているためかなり分厚く重いです・・・。

そのため常に家と職場で持ち歩くのは結構大変かと。

まとめ

 

以上、薬効別服薬指導マニュアルの感想でした。

薬剤師による服薬説明情報書の決定版であることには間違いないので、まずは1冊持っていて損はないと思います。

最新の治療ガイドラインや同効薬の比較がひと目でわかる一覧表なども多数記載されていて、現場で何かと役立つ一冊です。

 


[sitecard subtitle=合わせて読みたい url=https://saaori.com/pharmacist-book-osusume/ target=]
ABOUT ME
saaori
はじめまして。 薬剤師ママのさおりと申します。 育休中にもっと身近で役に立つお薬・医療情報を届けたいと思いブログをスタート。お薬、薬剤師、子育て、ママのためのお得情報について発信しています。