薬剤師と転職

【難航】2回目 地方での転職活動

【ママ薬剤師】地方での2回目の転職活動
SAAORI
ママ薬剤師ならではかもしれませんが、私の転職活動2回目の記録です。
転職を複数回経験している薬剤師の方は少なくないと思いますが、思わぬところでつまずいたのでぜひ他の皆さんには同じ思いはしてほしくないので、記録としてまとめました。

【難航】2回目の地方での転職活動

第一子が生後5ヶ月ころ、私は職場に復帰しやっと生活リズムが安定して慣れてきました。職場にも保育園にもありがたことに恵まれ住環境も不満は特になかったためこのまましばらくここに住めたらいいなと呑気に思っていた夏のある日。

そう、その連絡は突然やってきました。転勤の辞令です・・・。

正直「えー、また」と思いました。せっかく落ち着いたのに・・・(´;ω;`)さらに地方転勤したあとは都内に戻ることになると思っていたのですが、行き先を聞いてびっくり。なんと長野県の田舎町でした。ここでさらに「えぇぇぇぇぇ」と思う自分が。もともと田舎出身なのでそこまで地方に抵抗があるわけではもちろんないのですがそれにしても行き先を聞くと下手したら私の実家より田舎・・・。しかもまた誰も知り合いがいない土地だし、今度は子供もいるし、仕事もまた転職!?いろいろ不安要素が多すぎて正直当時の私は数日独りでパニックになっていました。そりゃあ、皆さん、小さい子供を抱えて見ず知らずの土地への引っ越しは不安ですよね!?

ただ後から落ち着いて考えてみると、こういう状況の奥さんって日本全国けっこうな数ますよね・・・

落ち着いた今だからこそ、他の方の参考になればと思いまとめてみようと思います!!!

問題が積みの転職活動

 

問題は2つ。

その① 10月に引っ越すため保育園の空きは絶望的

その② 地方の田舎町のため薬剤師求人がそもそも少ない

 

たった2つで山積み?と思ったかたもいるでしょうが、この2つがとてつもなく大変で。

当時の私は何から片付ければいいのか途方に暮れていました。

 

まず10月引っ越しだったため市の認可保育園はどこもいっぱい。

そして転職活動しようにも地方で求人数が少ないことでした。

いきなり、積みました・・・。引っ越したばかりの10月は本当に打つ手がなくて情報もなくて知らない土地で小さい子供と日中は2人っきりで、いやーだいぶ荒れました。主人に今のメンタルはやばいから一度実家に数日帰ってリフレッシュした方がいいよと言われたレベルです(笑)

まず子供がいるため預け先がないと転職活動そのものが始められません。

地方の田舎だったため保育園も多少の空きがあるだろうと引っ越し前は考えていたのですが甘かった。なんと市内の保育園は空きゼロ。

さらに一応引っ越ししてから以前お世話になった転職サイトで相談もスタートしたのですが、まさかの引っ越し先の地域はもともと薬局数も病院数も少ない地域でそもそも求人数が少ないとのこと。実は主人からこの地域は比較的すぐにまた引っ越す可能性が高いと言われていたので派遣薬剤師で最初は探していたんです。しかし派遣の求人はまさかのゼロ・・・。ゼロ!?あんなにネット上の広告では派遣薬剤師を募集している雰囲気なのにこんなにも地域格差があるとは思っていませんでした。

でも10月後半になって事態は急変します。

まず保育園の問題ですが、なんと主人の勤務先の保育園が空きが出て急遽入園できることに。

認可外で小規模保育園ですが、アットホームな感じで、以前住んでいた場所でも病院付属の保育園は経験済だったため見学した後特に問題なさそうだったので即決しました。預け始めたとき多くても6人くらいしかいないくらいの本当にこじんまりとした保育園です。そして何よりも保育料が激安で衝撃を受けました。なんと1日600円です。こんな安い保育園ありますか!?唯一の欠点は給食がないのでお弁当毎日持参ですがそこはどうにかなると考えました。

 

そして転職活動ですが、思い切って最初にお世話になっていた転職サイトから新しく別のエージェントに切り替えました。やはり地域や業種によって得意不得意があるのを今回の転職で実感します。もともとのエージェントさんも一生懸命探してくれたのですが、短期間で辞める可能性があっても雇ってくれるところとなると難しいらしく。しかしご縁もあったと思いますが、エージェントを切り替えたところ、すぐに転勤するのでもOKで面接まで進める会社を3つ紹介してくれました。短期間なのでパート採用ですが、一番条件にある調剤薬局を1社まずは面接を受けることにしました。そして無事に採用されました。

 

こうして解決しました。

 

その① 10月に引っ越すため保育園の空きは絶望的

⇒市の保育園ではなく、病院の付属の小規模保育園を利用

 

その② 地方の田舎町のため薬剤師求人がそもそも少ない

⇒思い切って転職サイトを切り替える

 

実際に行動したこと

色々ありましたが、ここで実際に私が引っ越してから転職が決まり働きだしたまでの流れをまとめます。

もっといいやり方があったと思うので、皆さんはこれを反面教師に今後の参考にして下さい。

 

9月:転職サイト再度登録、市役所に保育園の状況を問い合わせ(空きはゼロと判明)

10月:引っ越し、転職サイトで求人探してもらう

11月上旬:保育園入園手続き(慣らし保育も数日行う)

11月中旬:薬局を1社面接→即日採用決定

12月:お仕事スタート

 

反省点

今回の転職活動を振り返ってみて反省点はなんといっても、子供抱えての転職活動を甘く見ていたこと。

これにつきます。これが本当に大変でした。

1回目の転職活動は今思うと身軽だったんです。

保育園の心配はなく自分のことだけ考えてスケジュールも勤務先の条件も探せばよかったので。それが子供がいるとこんなにも変わるのかと痛感させられました。正直仕事の内容よりも勤務条件や家と保育園からの近さ、残業の有無など薬剤師としてやりたいことよりも条件面重視の転職活動でした。でもいい勉強でしたね。それに働いてから仕事内容はあまり重視せず選んだはずが、これまでの経験がかなり重宝される職場で即戦力として早くからなんでもやらせてもらえて、しかも子育て中のママ薬剤師ばかりの職場だったので残業はほぼなし、時間になると早く帰りなーと言ってもらえるという本当にいい職場に当たりました。やはりどこで働くかももちろん大切ですが、自分が何ができるか自分のスキルって大切ですね。

まとめ

 

以上、地方での2回目の転職活動をまとめてみました。

今回はたまたままた主人の職場の保育所が使えることになりましたが、やはり子連れの転職の難易度の高さを痛感しました。これが都心となると本当に大変ですよね・・・。先輩ママさんたち、本当に尊敬します。しかし逆に行動してみて、意外とどうにかなることもあったのでまずは行動して情報が集まるようにすることも大切ですね。

そして何より、日中ずーっと知らない土地で子供と2人っきりは私には無理だと改めて思いました。職場の何気ない会話や、先輩ママさんにちょっとした悩みを聞いてもらうだけで気持ちはかなり軽くなり、土日は働いていなかったのですが1日子供といられる日が逆に楽しみになり、主人が多少週末遊びに行ってしまったり仕事が忙しくて家事が全く手伝ってもらえなくてもイライラすることもなくなり、毎日充実した日々になりました。やはりワークライフバランス、いやワーク子育てバランス大事です。

ではまた別の記事で!

 

【薬キャリ】

【ファルマスタッフ】

 

【リクナビ薬剤師】


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はじめまして。 薬剤師ママのさおりと申します。 育休中にもっと身近で役に立つお薬・医療情報を届けたいと思いブログをスタート。お薬、薬剤師、子育て、ママのためのお得情報について発信しています。