こんにちは。
ママ薬剤師、さおりです。
今回は「ママ薬剤師になって実感、薬局とドラッグストア、働き方の違い」です。
私は新卒では調剤併設のドラックストアに就職しました。
そして結婚して子供ができた後は、主人の転勤の関係もあり調剤薬局に転職。
そこで思いました。どちらもメリットデメリットあるけれど、ママ薬剤師が働くなら正直向き不向きがあるな、と。
今回は私の体験談をもとにそれぞれのママ薬剤師的に働き方のメリット、デメリットを比較します。いまママ薬剤師的で働いていて両立に悩んでいる人、もしくは妊娠中、産休育休中でこれからの仕事と育児と家庭の両立に不安がある人に読んでもらいたいです。
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結論、ママ薬剤師が働きやすいのは調剤薬局!?
私は、子供が生まれたあとは調剤薬局がいいと感じました。
調剤薬局とドラッグストアを比較した場合、仕事内容というよりは働き方の問題になってしまいますが、調剤薬局のほうがママ薬剤師的に働きやすいことが多いように私は感じました。
それぞれの詳しい理由は次をご覧ください。
①調剤薬局で働いた感想
ママ薬剤師になってから調剤薬局に転職しました。
シフト制ではなく、曜日も時間も固定された働き方は、育児と仕事を両立させるうえで助かりました。また薬局内のママ薬剤師の割合も大きなポイントです。
子供がいないときは、自分と多少主人の予定を考えるだけでよかったのですが、ママ薬剤師的になってからは違います。予定は子供優先。そもそも近くに実家や頼れる人がいない限り保育園に預けられないとそもそも仕事に行けないので曜日固定は必須。さらに延長保育があるにしてもお迎えの時間があるので対人業務の薬剤師という仕事は働く時間も限られてしまいます。
またママ薬剤師が過半数を占めている職場だったこともあり、みんな子育て事情についてはとても理解がありました。人員もなるべく余裕をもって組んでいるため、子供が熱や学校の事情などでお休みをもらいたい場合も言いやすい雰囲気でした。
②ママ薬剤師的に感じた 調剤薬局のメリット、デメリット
①日祝は休みのことが多い
⇒家族の予定が立てやすい。保育園事情的にも助かる。
②営業時間がドラックストアに比べると短いことが多い
⇒保育園、幼稚園のお迎え事情で夜間のシフトは厳しい
③個人薬局なら他の店舗への移動もなし
④ママ薬剤師が多いと、子育て事情が理解してもらいやすい
①門前だと同じ処方ばかりで科が偏ってしまって飽きる
②大手で正社員だと異動が伴うことも。
⇒独身の頃のように出勤に時間はかけられない
③個人薬局だとあまり異動もなく人間関係で悩むことも多い
⇒特に子育て事情に理解がない職場だと急なお休みもらうときなど大変。
③ドラッグストアで働いた感想
ドラッグストアは新卒の頃働いていました。
今考えると調剤だけでなく在宅、OTCも学べる環境は貴重でした。
しかし10時~22時営業の店舗がほとんどで土日祝日、お盆、年末年始も365日休みなし。シフト制なので予定も立てにくく、長期休暇もなかなかとれないのが実情。
働く時間が不規則で夜遅くなりがち、この点はママ薬剤師には厳しいと感じました。
④ドラッグストアのメリット、デメリット
①医療用医薬品だけでなくOTCも学べる
⇒薬局よりもOTCの数は圧倒的に多い
②薬剤師だけでなく同じ店に店長や栄養士さん、ビューティーアドバイザーなど多職種が在籍
⇒コミュニケーション能力が高まる
③給料は病院、薬局より高めに設定されていることが多い
④面で処方箋を受けていることが多いので処方箋の科目の偏りが少なく勉強になる
①365日、営業している店舗が多いので基本的にシフト制
⇒保育園や家族の予定があるので固定シフト出ないと大変
②長期休暇はとりにくい
⇒子供の休みに合わせて家族旅行行きにくい
⑥まとめ
以上、2つの業種の違いをまとめてみました。
その時の自分のやりたいことだけでなく、特に女性薬剤師は結婚や出産でどちらの形態が働きやすいのか変わってくると思います。
私が働いた会社だと調剤薬局の方がいいと感じましたが、会社によっては産後も長く働けるように時短制度だったり、ドラッグストアでも固定シフトや夜間は入らない働き方を導入している企業ももちろんあります。
ママ薬剤師はどうしても時間に制限がついてしまうもの。でもママ薬剤師だからこそできる薬剤師の役割は必ずあります。自分のライフステージに合った働き方を是非みつけて下さいね。
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