ここが知りたいポイント①印象や雰囲気は?
調剤薬局は大手チェーンでは移動や他の店舗からの応援もあるため、職場のメンバーは定期的に入れ替わることが多いですが、個人薬局は固定メンバーのことが多いです。
勤務している人間も基本的には薬剤師と事務さんのため少し閉鎖的に感じるかもしれません。私も働いてみて実際にもった印象、また他の薬剤師からはこんな話をよく聞きます。たとえば・・・
しかし一口に調剤薬局といっても、大手チェーン薬局なのか、個人薬局なのか、門前か面かで雰囲気や印象、忙しさは全然違いますので、その点は勤め先がどの分類になるのかしっかりチェックしましょう。
ここが知りたい5つのポイント②年収は?福利厚生は?
年収はドラッグストアと病院の間くらいという印象です。
平均年収は450万円~700万円と、調剤薬局といってもその年収は人によって差があるのが現状です。なぜなら、実は勤めている薬局の規模と所在地によって年収がかなり変わるからです。まず薬局の規模としては、店舗の規模別に年収をみてみると大手チェーンより個人薬局の方が高い傾向にあります。なぜなら薬学部自体が地方よりも都心に多くある傾向にあり、そのためか都市部よりも地方の方が薬剤師不足のため年収は高い傾向があります。さらに、管理薬剤師、エリアマネージャーなど責任のある役職につくと一般社員より年収はアップします。このような要因から調剤薬局の薬剤師は人によってばらつきがある結果になっていますが、薬剤師業界全体でみると、中間くらいの年収です。
福利厚生も大手は充実している企業が多いです。社員割引、借り上げ社宅、住宅手当、育休産休、研修会、など内容は様々。しかしこれも企業によってバラツキがかなりあるので確実にひとつひとつチェックしましょう。
ここが知りたい5つのポイント③お休みは?シフトは?
日曜日と祝日はお休みの店舗が多いため比較的お休みは取りやすいと思います。
夏休みなど長期休暇も門前で近くの病院がお休みなら合わせて薬局も閉めることが多いので時期は選べませんが、年に1回程度なら取れるでしょう。
しかし、最近は医療ニーズに変化により薬局でも、24時間営業や休日当番も地域の薬局内で輪番制でまわってくるケースも多くなっているため必ずすべての日祝が休みでない店舗もあります。
ここが知りたい5つのポイント④どんな人が向いている?
ずばり、まじめで協調性が高い人におすすめです。
なぜなら、調剤薬局の主な仕事は調剤業務、服薬指導、薬歴管理などを行います。また最近では在宅医療に取り組んでいる薬局も多いでしょう。
・事務作業も多いため、真面目な性格で正しく書類を処理し情報整理をすることができる人
・薬局という職場でチームメンバーと協力して作業することが得意な人
・在宅医療に興味があり、介護分野にこれから積極的に関わりたい人
こんな人材はこれからも重宝されるはずです。
ここが知りたい5つのポイント⑤薬局薬剤師の役割
薬局薬剤師というと今までは調剤メインでしたが、その役割は大きく変わりつつあります。今までは調剤室の中にこもりがちでしたが、今後は自ら外に、地域に出ていく薬剤師が求められていくはずです。
薬局3.0というフレーズは聞いたことがあるでしょうか?
・昔ながらの町の小さな薬局が薬局1.0
・医薬分業が始まり、外来の処方箋を受け付け調剤メインの今の薬局の姿が薬局2.0
・そして少子高齢化を迎ええ、在宅医療含め地域に出ていく薬剤師、薬局の姿が薬局3.0です。
今後は、処方箋調剤、OTCの相談、在宅医療、介護、とゆりかごから墓場まで関わることのできる、
まとめ
ここが知りたい5つのポイントとして薬局薬剤師の仕事をまとめてみました。
調剤薬局とひとまとめに行っても、個人or大手チェーン、地方店舗or都心店舗などによって仕事内容、お休みの取りやすさ、給与までがらりと変わってしまうのが現実です。自分のライフスタイルにあわせてどの薬局が今の自分に合っているのか、長く働けるのかしっかり確認していきましょう。